震災に関する調査・研究について記述された論文,報告書といった文献中に見られる「教訓」を整理し,それを公開して,簡易的に検索できるデータベースを作成しました.具体的には,論文,報告書の「結語」に着目して,それを「教訓」と読み替え,テーマ,フェーズ,空間,立場などのタグを付与して,検索できるようにしています.大学・研究機関では,学術論文・書籍・講演等によって,研究によって得られた知見の発信を心がけていますが,一般的に広く目にする機会は多くないと思います.「教訓」に関する情報のみを取り上げて,検索しやすくかつインターネットで閲覧できるウェブサイトです.
佐藤翔輔,今村文彦
佐藤翔輔,岡元徹,今村文彦:震災からの「教訓」を伝える2つのデータベースの実装とその評価:「3.11からの学びデータベース」と「震災教訓文献データベース」,災害情報,No.16, pp. 95-104,2018.1.
http://edbunken.irides.tohoku.ac.jp/