東日本大震災被災下で妊娠・出産を体験した母親からの聞き取りによる母子保健の観点からの災害対策立案

  • 担当研究者:小林奈津子・他
  • 2011年3月~

東北大学と七ヶ浜町と連携して,東日本大震災発災時に妊娠・出産を体験した母親を対象に,その時に出生した新生児の1歳半健診時に周産期に体験したことの中から.助けになった点,困難に感じた点,改善が望ましいと感じられた点等について自由記載のアンケート調査を行いました.また,その中で,同意が得られた母親については対面で,詳細に体験や考えを聴取しました.聞き取った内容を質的に分析し,母子保健の観点から災害に如何に備えるべきかについて情報の整理を行い,社会に発信しました.

担当研究者

小林奈津子,富田博秋

パートナー

七ヶ浜町

掲載論文・書籍

Kobayashi N, Nemoto H, Seto M, Sato S, Kikuchi S, Honda N, Suzuki T, Sato K, Sugawara J, Ito K, Kayano R, Ozaki N, Beadling C, Kelman I, Imamura F, Matsuoka H, Tomita H.
Experiences of perinatal women and public healthcare providers in a community affected by the great east Japan earthquake and tsunami: Concerns that must be considered for the mental healthcare of perinatal women in postdisaster settings. Int J Disaster Risk Reduct. 51, 101767. 2020 Dec DOI: 10.1016/j.ijdrr.2020.101767

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IRIDeS 東北大学 災害科学国際研究所

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