災害医療コーディネータの実態把握調査結果

  • 担当研究者:江川新一
  • 2014年

災害医療は需要が多いにもかかわらず,少ない人的・物的資源で対応しなければなりません.災害発生時,都道府県の災害対策本部には災害医療調整本部ができることになっています.阪神・淡路大震災の経験を踏まえて,東日本大震災発生以前から兵庫県をはじめとして広島県,宮城県,新潟県の4県で災害医療コーディネータが任命されていました.東日本大震災の発生直後から災害医療コーディネータを任命する都道府県は急速に増え,厚生労働省の指示もあり,現在では全ての都道府県で任命されています.地域の医療体制を熟知するコーディネータは日本DMATやその他のチームと連携して災害医療が効率的に運用されています.

担当研究者

江川新一

パートナー

全都道府県

掲載論文・書籍

Egawa S, Suda T, Jones-Konneh TEC, Murakami A, Sasaki H. Nation-Wide Implementation of Disaster Medical Coordinators in Japan. Tohoku J Exp Med. 2017; 243(1): 1-9. doi: http://doi.org/10.1620/tjem.243.1

関連するSDGs目標

IRIDeSサイトで詳しく調べる

IRIDeS 東北大学 災害科学国際研究所

この記事に関連するおすすめ記事