新型コロナウイルス感染症流行下の行政機関保健職員の就労環境の実態把握と改善に向けた提言

  • 担当研究者:臼倉瞳・他
  • 2020年9月~

COVID-19 パンデミック下において,医療従事者が様々なメンタルヘルスの問題を抱えていることは知られていますが,膨大かつ多様な業務を抱える保健所職員に焦点を当てた実証的研究は国内外ともに行われてきませんでした.東北大学災害科学国際研究所の臼倉瞳助教らの研究グループは,2020年9~11月に宮城県の保健所職員・関係者にアンケート調査を実施し,メンタルヘルスの問題を抱える者の割合とともに,電話相談対応業務の中で感じた困難の内容を明らかにし,行政や社会への注意喚起を行いました.研究成果が国際誌は掲載されると,多くのメディアが取り上げ,また,このテーマのシンポジウムに招聘される等反響を呼びました.

担当研究者

臼倉瞳,國井泰人,富田博秋

パートナー

宮城県

掲載論文・書籍

Usukura H, Seto M, Kunii Y, Suzuki A, Osaka K, Tomita H. The mental health problems of public health center staff during the COVID-19 pandemic in Japan. Asian J Psychiat. 2021 Jul; 61: 102676. doi: 10.1016/j.ajp.2021.102676

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IRIDeS 東北大学 災害科学国際研究所

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